すぐわかるワインの造り方!ロゼ、オレンジワインまで徹底解説!
9/302021
「赤ワインと白ワインの違いなんて色ぐらいかな?」
大きく言うと、正解です。
実は色の違いを生み出すのはワインの原料であるブドウとその製造方法なんです !
どうも、ワインブロガーの じろうです。
この記事では「赤ワイン」と「白ワイン」の造り方の違いについて、ぜひ知って欲しい基礎知識を紹介します!
赤ワインと白ワインのつくり方の違いを知ることで、「ロゼワイン」や「オレンジワイン」の色味がなぜピンクやオレンジになるのかがわかってしまいます(^^♪
記事を読み終わるころには、つい友人に語ってしまうほどワインの世界に引き込まれていることでしょう(笑)
それでは、以下の順番で「赤ワイン」と「白ワイン」の違いについて説明します!
ブドウの種類と造り方が違う!?
むむ?赤ワインと白ワインで「ブドウの種類」と「造り方」が違うだと!?
「ブドウの種類が違う」ことはなんとなくご存じだったかと思います。
スーパーに行くと、「巨峰」や「デラウェア」などの見た目が黒いブドウと「シャインマスカット」や「ナイアガラ」などの見た目が黄緑のブドウが並んでいますよね。
お気づきになられたでしょうか?
そうです。使うブドウの色でワインの色が大きく決まります。
黒いブドウからは赤ワインが、黄緑色のブドウからは白ワインが造られます。
予想どおりすぎてブラウザバックですよね、、でも、待ってください!
実は「造り方」によって黒いブドウからでも白ワインができるんです!!
どんな方法かわかりますでしょうか?気になる方はぜひ最後まで読んでみてください!
それではここから「ブドウの種類」と「造り方」に着目してワインの色の謎を説明していきます。
赤ワイン
赤ワインは必ず黒ブドウを使います。
代表的な黒ブドウの種類としては、カベルネ・ソーヴィニヨンやピノ・ノワール、メルローが挙げられます。
赤ワインの色は、これら黒ブドウの皮に含まれるアントシアニンという色素からきています。
ご存知の通り、黒ブドウの果肉は透明に近いですが、赤ワインの色は紫色ですよね。
赤ワインを造るときは、果汁・皮・種といったブドウのすべてを使います。皮や種も一緒に発酵することによって、渋味成分のタンニンが果汁に染み出してきます。
タンニンには抗酸化作用があるため、白ワインよりも赤ワインのほうが長期保存できるという利点があります。
白ワイン
白ワインを造るときには主に白ブドウを使います。
主にとお伝えしたのは、黒ブドウを使った白ワインもあるからです!
驚きですよね!白ワインはぶどうの種類ではなく「造り方」にポイントがあります。
おさらいすると、赤ワインはブドウの皮、茎、種、果汁すべてを使いましたよね!
しかし、白ワインにはブドウ果汁だけを使います。
このように皮や種を使用しないことで、渋みのほとんどない フレッシュな味わいのワインとなります。
まとめ
赤ワインと白ワインの違いについて簡潔にまとめます。
- 赤ワインは、「黒ブドウ」を全部使って造るワイン。
- 白ワインは、主に「白ブドウ」の果汁だけを使って造るワイン。
「ロゼワイン」と「オレンジワイン」は??
赤ワインと白ワインの違いを知ると、ロゼとオレンジワインの色の違いもわかります。
ロゼとオレンジワインの特徴を説明すると、
ロゼワインは、ピンク色やさくら色のワイン
オレンジワインは、オレンジ色のワイン
赤ワインにも白ワイにもどっちつかずな色合いですね。
実は、赤ワインと白ワインの造り方を応用して、これらのワインは造られています。
ロゼ
ロゼは「白ワインの造り方」で「黒ブドウ」を使ったピンク色のワインです。
白ワインの造り方のくせに、ピンク色のワインってややこしいですね(笑)
造り方は、色がピンク色になるまで黒ブドウの果汁に果皮を浸して取り除き、果汁だけを醸造します。
果汁に果皮を浸す時間で、ロゼワインの色合い、味わいが変わってきます。
赤ワインと違って、ロゼワインはスッキリとした味わいのものが多いですね。
まずは、安くてコスパの良い美味しいロゼを選んでください。
僕のおすすめはこのワインです😁
オレンジワイン
オレンジワインは「赤ワインの造り方」で「白ブドウ」を使った黄色味を帯びたワインです。
白ブドウの果皮や種などぜーんぶ使って、醸造させます。
白ワインと違って、オレンジワインは白ブドウの果皮や種も丸ごと使っているので、風味や味わいが複雑になり、ボディーやタンニン感を楽しむことができます。
まとめ
以上、赤ワインと白ワインの違いとロゼやオレンジワインといった変わり種も紹介しました。
僕がワインを始めた時は、「ワインが口に合うか、口に合わないか。」それをただ表現するだけでした。
目の前のワインがどうやって造られて、最終的に口に運ばれるかまで考えると、段々ワインの味わいが深く感じるようになりました!
ワインの造り手さんは、飲み手の皆さんがワインを美味しく飲むことをイメージして造っていると思います。(たまに面白いワインもありますが。)
飲み手の我々もワインの造り方を少しずつ知って、もっともっと美味しくワインを飲めていけたらなと切に願います。