サンジョべーゼの赤ワイン、白ワインを飲み比べ!!味の特徴や共通点は!?
10/312021
こんにちは、ワインブロガーのゆうです(^^♪
イタリアで栽培量一番のぶどう品種であるサンジョべーゼはご存じでしょうか?
この記事ではサンジョベーゼの簡単な説明と特徴を解説しています。
さらに、サンジョベーゼから造られた赤ワイン、白ワインを実際に飲み比べた時の特徴と共通点を記しました。
イタリアワインに興味がある方、ワイン初心者の方に是非知って欲しい情報が詰まっています。
読んで、飲んで、一緒にイタリアワインを感じてみましょう。
それではよろしくお願いします。
目次
サンジョべーゼの特徴
サンジョベーゼとは
サンジョベーゼはイタリアで一番の栽培量を誇る黒ぶどうです。
トスカーナ地方が原産のぶどう品種で、その多くがトスカーナ州で栽培されています。
長期熟成に耐えるポテンシャルを持ち、タンニンと酸味を備え、暗めの雰囲気を持つのが特徴です。
具体的にはクランベリー、プラムの香りを持ち、スパイシーさやハーブ感を感じることが多いです。
また、変異をしやすい品種で、細かく数多くの種類に分かれています。
それらは、大きなくくりで次の2つ「サンジョべーゼ・グロッソ」と「サンジョベーゼ・ピッコロ」に分類されます。
グロッソの方は粒が大きく、ピッコロの方は粒の小さなぶどうとなっています。
サンジョべーゼの有名ワイン
DOCGの認定を受けたワインに「キャンティ・クラシコ」、「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」があります。
この二つは要チェックですので、二つに分けて簡単にまとめます。
キャンティ・クラシコ
トスカーナ州のキャンティ地区で造られるサンジョべーゼを使用した赤ワインです。
キャンティ・クラシコを名乗るためには最低80%以上サンジョべーゼをブレンドしなければならず、残りの20%以下は任意の黒ぶどうを混ぜることができます。
熟成期間は収穫の翌年の10月から販売することができると定められており、何か月以上という決まりはありません。
プラムやクランベリーを思わせる果実の香り、タンニンと酸味のバランスの取れた味わいが特徴です。
キャンティというワインもありますが、別物となっています。
キャンティ・クラシコの美味しくて、コスパ良しのワインを紹介します。
一つ目のワインは数々の賞を獲得した2011年物のワインです。サンジョべーゼのエレガントさと熟成感を体感できる限定ものです!!
まだあるかわかりませんが、リンク先を確認してみてください(>_<)
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
バローロやバルバレスコと並ぶイタリア三大赤ワインで、トスカーナ州のモンタルチーノ地区で造られています。
「イタリアの女王」と称えられており、世界的に有名です。
ぶどうは サンジョべーゼ・グロッソ を100%使用し、熟成期間は4年以上と定まっています。
味わいはミディアム~フルボディで、エレガントな香りと果実味が特徴です。
飲み比べてみた
これはワイン好きな方なら気になるのではないでしょうか!!
サンジョベーゼで造られた赤ワインと白ワインでどんな共通点があるのでしょうか?
酸味とさわやかなハーブ感でしょうか?想像が掻き立てられます(^^♪
実際に飲んでみた率直な感想を主観的に書かせていただきました。
それでは、行ってみましょう!
どうして黒ぶどうから白ワインができるの?と思った方はリンク先を要チェック(^^)/
赤ワイン
「Podere La Cappella Chianti Classico 2017」
ポデーレ・ラ・カッペッラは生産元のワイナリーで、キャンティ地区の中心部にあります。
農薬は一切使用しないオーガニックワインです。
キャンティ・クラシコで、品種にはサンジョベーゼとメルローがブレンドされています。
ここからは実際に飲んでみて感じた香りや味わいを書いていきます。
注ぎたてから甘さと酸味のバランス取れていて、タンニンも柔らかな印象でした。
香りはクランベリー、プラムを感じ、樽香、タバコのような余韻がじわーっと残ります。
30分ほどかけて飲んでいくと、だんだん角が取れて丸くなり、果実感がより主張するようになっていきました。
サンジョべーゼの良さを感じられる良い一本です!キャンティ・クラシコは美味しいなあと改めてその奥ゆかしさに感動しました(^^♪
白ワイン
「Sangiovese Bianco Barbanera 2020」
バルバネーラはトスカーナ州の南東部に位置するワイナリーの名前です。
歴史あるワイナリーで、ぶどうの収量制限や、陰干しで糖度を高めるゴヴェルノ製法により素晴らしいワインを生み出しています。
ラベルの色合いと自転車の絵も魅力的で、明るい華やかな味わいを連想させます。
サンジョベーゼは赤ワイン用ぶどう品種であり、白ワインを見かけるのは珍しいのでついつい好奇心がくすぐられます。
さて、実際に飲んでみた感想を書いていきます。
黄色味がかった澄んだ色合いですっきり系の白ワインなのかなと想像されます。
香りは白い花、白桃、ライチのような明るく華やかさがありました。また、なんと言うのが正しいか難しいところですが、大理石のような無機質感?がありました。
味わいは果実の甘さと、添えるような酸味がバランスよくすっきりした印象を残しました。
サンジョベーゼは白ワインでも華やかなワインを生み出してくれるんですね(^^♪
赤ワインとの共通点は何かと言われると、酸味なのでしょうか?(笑)
こんな答えでは納得できませんよね( ;∀;) 僕ではまだ答えを出すことはできませんでした、、