シャブリとは?全て丸わかり!値段、相場、格付け、王道白ワインを徹底解説!
12/92021
こんにちは、ワインブロガーのゆうです。
12月になり息が白くなり、だんだんと肌寒くなってきました。
冬と言えば、鍋やカニ、フグが旬で美味しいですよね。
また、”海のミルク” 牡蠣も身が大きくぷりぷりで美味しい季節です。
ワイン好きの方は牡蠣と聞けば脊髄反射で「シャブリ」が出てきますよね(^^)
この記事では、辛口白ワインの王道「シャブリ」について徹底解説していきます。
白ワインの入り口、「シャブリ」を知ることで、ワインの世界がグンっと広がります!
一緒に「シャブリ」について学んでいきましょう(^^♪
それではよろしくお願いします。
シャブリとは?
ワイン好きな方なら一度は耳にするシャブリですが、納得のデータがあります。
日本はシャブリワインの輸出額、輸出量ともに世界第3位の実績となっています。
ブルゴーニュワインの輸出のうち、シャブリワインの割合は数量で約30%です。
日本がブルゴーニュから輸入する白ワインの内、半分はシャブリが占めています。
また、東京でワインを扱うレストランの内、6割のお店がシャブリを置いているそうです。
以上の実績から、シャブリの人気っぷりはわかっていただけたと思います。
ここからは生産地、土壌、味わいなど掘り下げて、魅力をお伝えしていきます。
生産地と土壌
生産地はフランスのブルゴーニュ北部のシャブリ地区です。
冷涼な気候、石灰質な土壌のため、シャープな酸味かつミネラル豊富なワインに仕上がります。
一瞬地理の勉強みたいで眠たくなる内容になりますが、許してください!
シャブリ地区の土壌は牡蠣等の化石が堆積した石灰系の土壌でキメリジアン土壌と呼ばれる特徴的な土壌です。
ずっと昔に海の底だったため、貝殻の化石が堆積した土壌となっています。
味わいの特徴
シャブリに使用されるぶどう品種はシャルドネです。
品種自体に強い特徴はなく、土壌や造り手によって大きく味わいが変わる品種になります。
言い換えると、造り手のこだわりをたっぷりと感じ取ることができるということです。(^^♪
汎用的なシャブリではキレのある酸味と豊富なミネラル感を感じることができます。
高級ワインの部類になると、酸味は落ち着き、樽の香り、熟成感が感じられる気品漂う味わいになってきます。
汎用的なシャブリ、高級ワインという言い方をしましたが、シャブリには4つの格付けがあります。
格付けと相場
シャブリワインはフランスの格付けAOC(現在AOP)に認定されています。
AOCとAOPは同意で、2008年にAOCからAOPと呼称が変わりました。
AOCが多く使われているため、AOCを覚えておきましょう!
話を戻すと、シャブリワインはここからさらに4つに分類されます。
格付けの高い順に紹介します。
シャブリ グラン・クリュ
7つある特急の畑で栽培されたぶどうを使用して造る最上級のシャブリです。
畑の面積は7つ合わせて100haという限られた範囲で造られています。
100haってどんなもんやねん!と僕も思いました。
東京ディズニーランド2つ分の敷地面積くらいです(調べました)。
長期熟成が可能で、5年以上熟成させることで飲み頃となるものが多くなります。
ワインショップを見ると、値段は7000円以上~くらいです。
シャブリ プルミエ・クリュ
一級の畑、40つの畑で栽培されたぶどうで造られます。
栽培している範囲も広く、土壌の状態、温度差等があるためバラエティに富んだ味わいのシャブリになります。
値段は5000円~くらいをよく見かけます。
シャブリ
一番見かける格付けで、最も流通しています。
きりっとした酸味、フレッシュな味わいが特徴です。
値段は3000円前後です。
プティ・シャブリ
あまり見かける機会はないかもしれません。
格付けは低いですが、すっきり飲みやすいテーブルワインです。
料理との相性
シャブリはキリっとした酸味とミネラル感が特徴でした。
シャブリには牡蠣と言いますが、これは牡蠣とレモンを合わせる感覚です。
シャブリのすっきりとした酸味が牡蠣を引き立てます。
天ぷら、魚のムニエル、野菜にも会いそうですね!
他にも自分で想像して合わせるのも一つの楽しみです。
ご自宅で挑戦してみてはいかがでしょうか?(^^)/
シャブリワイン紹介
ヴァンサン・ドーヴィサのワインを紹介します。
ワイン界の頂にいる人物の著書で、「すべてのシャブリのあるべき典型」と言わしめた銘柄です。
シャブリの持つ、キリっと澄んだ酸と豊富なミネラル感がたっぷりと感じられます。
シャブリの典型を追究した名門ワイナリーです。
シャブリがなぜ有名か、そのポテンシャルがわかります。
僕は以前2010年のヴァンサン・ドーヴィサを飲みました。
通常シャブリとの違いがはっきり分かります。まったりとした口当たり、熟成感、上品な樽香、、、
素晴らしいバランスと余韻で幸せな気分でした(>_<)
僕もこのワインのように素晴らしい熟成をした大人になりたいなぁ(笑)
写真がないですが、リンク張っておきます!
さいごに
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ここまでで、一通りシャブリの基礎知識はマスターできました(^^♪
しかし、シャブリは一言では表せないさまざまな味わいを持っています。
たくさん飲み比べて体感していくことでシャブリをより深く知ることができます。
僕もたくさんのワインを飲んで、みなさまに共有できたらと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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