キャンティ・クラシコ 特徴の解説!!安い、うまい、おすすめワインの紹介
10/242021
こんにちは、ワインブロガーのゆうです。
イタリアワインの代表ともいえるキャンティ・クラシコをご存じでしょうか?
果実味が豊かで、柔らかなタンニン、深く重たい雰囲気漂う紳士なワイン。
一度飲んだらその魅力にどはまりしてしまいます(>_<)
今日は「これだけ知っておけばいい」情報に絞ってキャンティ・クラシコを解説します!
キャンティ・クラシコに張られたDOCGシールの意味は?シンボルの黒い鶏は何?
背景のストーリーを想像しながら飲むとさらに味わい深くなっていきます!
でも、ワインは文字で学ぶ情報より体験するほうが100倍大事です(^^♪
気になった方は是非キャンティ・クラシコを飲んで体感してください!
それではよろしくお願いします。
目次
キャンティ・クラシコの誕生
キャンティ・クラシコとキャンティは別々の赤ワインだということはご存じですか?
100年ほど前キャンティから分岐する形でキャンティ・クラシコが誕生しました。
かつてはトスカーナ州のキャンティ地区のワインを「キャンティ」と呼んでいました。
とても美味しいワインで「キャンティ」と名乗るだけで売れてしまうほど!
いつの時代も考えることはみな同じで、キャンティ地区じゃないところで作られたワインも「キャンティ」と言いだすようになったようです(笑)
もちろんその中には品質が悪いものもあり、ブランドがけがされてしまう!
ということでキャンティ・クラシコ協会が組織され、生産の規定を定めて品質を保証するようになりました。
1996年にはイタリアの格付け最高位のDOCGの称号も獲得しています。
DOCGって何?
キャンティ・クラシコのボトルにはDOCGのシールが貼られています。
これはイタリアの格付けを表すもので、最高位の称号です。
その一つ下に位置するのがDOCで、この二つは要チェックです(^^♪
高い品質を維持するために多くの規定をクリアしたワインである証明としてワインボトルに貼られています。
少し補足すると、この格付けは2008年に改訂されていて、DOCGとDOCはまとめてDOPという階級になりました。
しかし、現在でもDOCGとDOCと表記することが許されているため、よく目にします。
DOCGやDOCをワイン選びの時の目安の一つに活用しましょう!
キャンティ・クラシコの特徴
キャンティ・クラシコと名乗るためには品種や、熟成期間など多くの規定をクリアする必要があります。
これらを満たしたワインのみがキャンティ・クラシコの名前を得ることができます。
ここからは少し細かな規定の話と、シンボルの黒い鶏の謎、味わいの特徴について解説していきます。
キャンティ・クラシコを名乗るためには?
キャンティ・クラシコを名乗るためにはいくつかの規定に則り製造する必要があります。
必要な情報のみまとめて記載します!
品種はサンジョベーゼが80%以上使用される必要があり、残りの20%以下は任意の黒ぶどうがブレンド可能です。
熟成期間は収穫の翌年の10月から販売することができると定められており、何か月以上という決まりはありません。
この二点を抑えておけば十分です(^^♪
シンボルの黒い鶏
キャンティ・クラシコのボトルにはシンボルの黒い鶏のシールが貼られています。この黒い鶏はガッロネーロといいます。
おしゃれに聞こえますが、黒い鶏をイタリア語に翻訳しただけです(笑)
ではなぜこのシールが貼られているのか調べてみると、背景に面白い話がありあました。
この話ができたら、ソムリエにも「おお!」と思われる存在になります!
発端はフィレンツェとシエナの領土争いでした。お互い隣接している国家でしたが、境界線がはっきりと決められていませんでした。おそらくずっと言い争ってたんでしょうけど、、、
でも、ついに境界線をはっきりさせようじゃないか!となったみたいです。
その決定方法は朝一番鶏が鳴いたときにお互いの領土を出発し、お互いに出会ったところが境界線といった方法でした。
鶏の鳴く時間次第というなんとも平和な方法です(^^)
その時にフィレンツェは黒い鶏で、シエナは白い鶏で勝負に挑みました。
そして勝負の日、フィレンツェの黒い鶏が先に鳴き、早く出発できたのでシエナの近くまで行くことができました。
フィレンツェは黒い鶏にエサを与えなかったため、お腹がすいて早く鳴いたそうです。これをズルと思うか、戦略と考えるかは人それぞれですね!
このことからキャンティはフィレンツェの領地となり、キャンティクラシコには勝利の黒い鶏が貼られるようになりました。
キャンティ・クラシコの香り・味わい
一般的に言われている特徴について紹介します。
品種は主にサンジョべーゼを使用しており、カシス系のベリーの香りが感じられます。
味わいはバランスのとれた酸味と口当たりのよいタンニンが特徴です。
他にも、スパイシーさ、ハーブ感などもわかりやすい特徴となっています。
この点を抑えた上で実際に飲んでみました(^^♪
キャンティ・クラシコ紹介
「Podere La Cappella Chianti Classico 2017」
深いルビー色をしており、向こう側が透けて見える透明度。
注いだ時からバランスがとれていて、これぞサンジョベーゼと思わせる暗く落ち着いた雰囲気が漂っていました。
香りはクランベリー、ブラックベリーの果実、樽、タバコを感じました。
味わいは滑らかなタンニン、酸味と甘さのバランスが上品さを演出していました。
時間経過を見てみると30分から1時間で丸くなり、果実感が前にきて、まとまっていくような印象を受けました。
注いだ時から美味しいワインかつ、時間変化も感じられる良いワインでした^^)/
イタリアワインを飲んでみたいと考えられている方にはキャンティ・クラシコを強くお勧めします!
初心者の方、ワインを始めようとしている方で濃い目のしっかりしたワインを飲みたい方も是非飲んでみてください(^^)/
まとめ
いかがでしたでしょうか?
キャンティ・クラシコの誕生から歴史、おすすめワインについてお話しました。
この記事を読んでいただいたら、すでにキャンティ・クラシコについて必要な情報はほとんどマスターしていると思います。
あとはイタリアのどの場所にあるかを確認しておけば十分でしょう。
ワインは文字で学ぶ情報より体験するほうが100倍大事です(^^♪
是非、キャンティ・クラシコを飲んで楽しんでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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