世界が変わるワインの始め方!初心者向けの優しい教科書【まとめ】
11/302022
「ワインの世界の入り口となる記事です」
漠然とワインがわからないと思っている方は是非見ていってください。
こんにちは。ワインブロガーのゆうです。
2022年のボジョレー・ヌーヴォーが解禁されましたね!
この時期はワインを飲まれる方が多いのではないでしょうか。
そのワインを飲む前に!ワインの楽しみ方を伝授します(^^♪
それでは、
「世界が変わるワインの始め方」
お時間少しよろしくお願いいたしますm(__)m
目次
はじめに
ワインの入り口は、美味しいだけではありません。
それ以外に、人を引き付ける魅力があります。
その一つがワインの多様性です。人に個性があるようにワインにもあります。
みなさんが良いワインに出会えるように、
まずはワインの世界について一緒にみていきましょう。
1. ワインの種類
ワインに苦手意識がある人はスパークリング、白、ロゼ!!
渋めも平気という方は赤、オレンジに挑戦!
覚えておきたい5種類!
赤ワイン
黒ぶどうからつくられる赤色のワイン。
香りはベリーやチェリーで例えられることが多いです(^^♪
味わいは渋みがあり、飲むのには慣れが必要かもしれません!
熟成したものだと時間経過でワインの味が変化するので、楽しいですよ!
赤ワインの時間変化を捉えられたら立派なワイン通です!!
<<⇒ゆっくり待つと華が咲くワイン!?【時間変化がはっきりわかる上等ワイン】
白ワイン
白ブドウ、黒ぶどうの皮、茎、種は取り除き、果汁のみを使ってつくったワイン。
「そう!だから、黒ぶどうの白ワインもちゃんとありますよ!」
<<⇒珍しい白ワイン!黒ぶどうからつくられた透明なワイン!?
市場にあるほとんどの白ワインは白ブドウから造られています。
味わいは辛口、甘口と表現されたりします。
辛口の代表は、シャブリ!
甘口と言えば、リースリング(>_<)
まずは有名な品種から味の違いを感じてみてください😁
<<⇒ワイン初心者必見!まず飲んで欲しい代表的ぶどう品種7つを紹介!
スパークリング
おしゃれなお店で出てくるシュワっとしたやつです🌝
これは炭酸が溶け込んでいるのですが、
・密封状態での発酵によって自然に炭酸化
・炭酸ガスを吹き込んだ炭酸ワイン
とがあります。
代表例としては、「シャンパン」が有名で一人歩きしてますよね(>_<)
そんなシャンパンと肩を並べるスパークリングワインがあります。
イタリアの奇跡と賞される「フランチャコルタ」です。
フランスのシャンパン、イタリアのフランチャコルタと覚えてください😁
フランチャコルタは必修ですので、しっかりチェック↓↓
<<⇒必見!モテるワイン”フランチャコルタ”無敵のスパークリング解説と紹介
ロゼワイン
ロゼはピンク色をした、色鮮やかなワインです。
味わいは赤ワインと白ワインの良いとこ取り!
白ワインに足りないボディを補い、赤ワインの渋みは抑えられています。
その飲みやすさから、世界中で大人気です(^^♪
日本の流行は遅れてやってきますので、先回りでチェックしましょう。
赤ワインが苦手な方は、ロゼワインから飲んでみてください🌝
<<⇒すぐわかるワインの造り方!ロゼ、オレンジワインまで徹底解説!
オレンジワイン
その名前の通りで、オレンジからつくられたワインです。
はい、違います(笑)💦
白ぶどうからつくり、果汁だけでなく、皮、茎も一緒に発酵させたワインです。
綺麗な色が魅力的で、味わいは白ワインに苦味、渋みが加わり深みが感じられます。
飲んだ経験のない人が多く、珍しさがあるため手土産として重宝します(^^♪
難しい話ですが、オレンジワインはタンニン(皮、茎に含有)を持ちます。
そのため、酸化防止剤が少量で済むため、ナチュラルワインとして流行しました。
代表的な生産国
ワインの生産国と聞かれると、フランス、イタリアという回答が返ってきます。
実はワイン造りは世界中で行われており、日本もその一つです😁
ここでは、知っておきたい世界のワイン生産国を紹介します。
ワインつくりの歴史の長さによって、旧世界、新世界と区別されて呼ばれています。
旧世界
大航海時代に人々や文化は国を超え往来するようになりました。
この時代より前からワイン造りを行っていた、ヨーロッパ諸国を旧世界と表します。
フランス、イタリア、スペイン、ドイツなどの国々です。
これらの国ではワイン法が整備され、伝統を重んじたワイン造りがなされています。
ぶどうが数種類ブレンドされた複雑味のある味わいが魅力的です。
フランスのクラシックなボルドースタイルなどが有名です(^^♪
新世界
大航海時代以降、ワイン造りが伝えられた国々を新世界と呼びます。
チリ、アルゼンチン、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカなどの国です。
単一品種でつくられることが多く、ぶどうの味がダイレクトに伝わります。
特徴はとにかく果実味が強く、飲みやすいことです。
値段で比較すると、新世界のワインはコスパがよいものが多いです。
2. どんなワインを飲めばいいの?
最初はどんなワインを飲めば良いかわからないものです。
僕はブドウの品種の特徴を覚えていく飲み方をしました。
「国際品種」から覚えるのが王道です。
赤ワイン品種 | 白ワイン品種 |
カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、 ピノ・ノワール、シラー、(ガメイ) |
シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、 リースリング、シュナン・ブラン |
<<⇒ワイン初心者必見!まず飲んで欲しい代表的ぶどう品種7つを紹介!
この中で、さらに飲みやすいワインと飲みにくいワインに分けて紹介します。
ひとこと
ワインは初めから全て美味しいと感じることは難しいです。
経験値が積みあがってくると、わかりにくく複雑なワインも美味しいと感じられるようになります。
初めはわかりやすく美味しいジュースのようなワインから初めてみてください。
<<⇒ワイン一年生より参照(最初の一歩におすすめのワイン本)
飲みやすいワイン
スパークリングワインや、ロゼ、白ワインは飲みやすいワインです。
渋みや、苦味がほとんどないため、女性にも大人気です。
白ワインは上記の表の品種から選んで飲んでみてください。
<<⇒ワイン初心者必見!まず飲んで欲しい代表的ぶどう品種7つを紹介!
しかし、赤ワインは初めての方にはなかなか馴染みにくいのが現実です。
まずは次の品種から飲んでみてはいかがでしょうか。
ピノ・ノワール
優しい口当たりの飲みやすい赤ワインです。
いちごのような軽い明るい印象、渋みは少なく綺麗な酸味があります(^^♪
ロマネコンティと言えば、知っている人も多いですよね。
とても有名で「気品のある」味わいになります。
写真のように、バラを片手に高嶺の花を待つ切ない余韻が味わえます。
※お願い
ガメイ
ボジョレーヌーボーに使われるブドウです!
ボジョレーヌーボーは軽い口あたりで、いちごのような甘味があります。
ワインの入り口としては、良いと思いますので、紹介しました(^^♪
<<⇒ボジョレー・ヌーヴォー解禁!ほとんどの日本人が知らないボジョレーの常識!
飲みにくいワイン
他の品種は渋みのある、重い飲みにくいワインです。
僕自身、苦手でした(>_<)
でも、気づけば重く渋いワインを好むようになっていました。
経験を積めば、ワインの良さがわかるようになり、飲めるようになってきます。
TVでみる高級ワインは熟成感漂う渋く重いワインです。
高級ワインに出会ったときに、わかる大人はカッコいいですよね(>_<)
繰り返し飲みながら、経験値をつみあげていきましょう♪
<<⇒ワイン初心者必見!まず飲んで欲しい代表的ぶどう品種7つを紹介!
<<⇒キャンティ・クラシコ 特徴の解説!!安い、うまい、おすすめワインの紹介
<<⇒「ワインの王」バローロとは?特徴、品種、一分でわかる解説
ワインはどこで買うのがいいの?
結論 良いワインはネットに落ちてます!!
僕はワインの師匠から、「なんでもいいから100本飲んできなさい。」
と教えられました。
やはり経験が大切ということでしょう。
ワインはたくさんの品種があり、数えきれない種類のワインがあります。
その中には、値段よりお得なワインや、その逆も多く混在します。
スーパーでは高コスパワインにはめったに出会えないでしょう。
大きなワインセラーに行くと、今売りたいワインをおすすめされます。
ワイン会や試飲会に行くと美味しいワインが選抜されていますが、ハードルが高い!
「じゃあ、結局どうすればいいの?」
①少しこじんまりしたワインショップ
店主がこだわって数量を限定して入荷しているため、
コスパの良いワインに会える可能性が高いです。
自分と相性の良いワインショップを探すのも楽しいですよ🌝
②ネットでおすすめワインを買う
僕は個人のワインブログを見て、自分の好みのワインを買います。
趣味ブログは営利目的ではないので、ノルマもありません。
読者の方に本当におすすめできるワインを記事にできます(^^♪
実際に、僕も何百本と飲んで10本くらいが記事になっています。
3. 料理とワインのマリアージュの法則
Point 色を合わせる!
ワインと料理の相性が抜群の時、「マリアージュ」という言葉を使います。
ワインと料理の相性を考えるのは楽しみの一つですが、なかなか難しいです(>_<)
そんな時に覚えておくと便利な法則があります。
「色合わせの法則」です!
赤ワインには赤色、白ワインには白色っぽい食べ物を合わせるのがベターです。
例えば、イメージは下表です。
赤ワイン | 白ワイン |
お肉、トマトソース、生ハム、ビーフシチュー | チーズ、白身魚、野菜、天ぷら、ピクルス |
こんな感じで、色を意識して選んでみてはいかがでしょうか?
ワインを飲むときに意識すべきこと5選
ここではワインを美味しく飲むための準備について解説します。
飲み方やマナーは別で解説しています☟
ワイングラスで飲む
これが一番大切かもしれません。
ワインは香りを楽しむ飲み物と言われています。
香りを引き出すために、最適化した形がワイングラスです。
皆さんがその歴史やプロの研鑽に勝てるというなら止めません。
でも、そうでない方は必ずワイングラスで飲むことをお勧めします(^^♪
楽天市場、Amazonのリンクを貼りました。
最初は気に入ったグラスを自分で選んでも良いと思いますよ♪
ワインの温度
「ワインに合った温度で味わってください」
グラスと同じくらい大事なのが温度です。
白ワインはとにかく冷やせばいい、赤ワインは常温でいいというのはおすすめできません。
一例ですが、白ワインは甘口、辛口で飲み頃の適温は異なります。
赤ワインは常温と言われますが、それは何度ですか?
日本の常温なのか、ヨーロッパ基準の常温なのか、、
温度によってワインに重要な酸味、タンニン、ミネラルなどの感じ方は変わります。
飲み頃の温度で本来のワインのポテンシャルを楽しんで欲しいです(^^♪
<<⇒飲み頃温度の参考リンク
ワインは休ませてあげる
業界では「ワインを落ち着かせる」と言います。
振動、揺れにより澱が舞ったり、ミクロな部分の作用でワインが不安定になります。
輸送で仕入れてきたワインは1~2か月静置し、落ち着かせてから店頭に並べます。
レストランで出すワインも仕入れてから、2,3日は落ち着かせるのが普通です。
僕たち個人でもネットで買ったワインはトラックで揺られて届きます。
ですので、数日間は静置させて澱を沈めてから飲みましょう!
ワインの変化を楽しむ
ワインは栓を開けてから変化し続ける。
酸素とワインが接触した時から変わっていきます。
これを上手く利用して、ワインの飲み頃で飲むことが肝心です。
もちろん開けたてが飲み頃のワインもあります。
たいていの場合、赤ワインで長期熟成したワインや、
長期熟成に向いた品種のワインは事前に試飲しておきます。
その時に、香り、味わいのバランスを見て飲み頃を判断します。
実体験レポートです☟(文章下手ですがすみません)
<<⇒ゆっくり待つと華が咲くワイン!?【時間変化がはっきりわかる上等ワイン】
あなたが思ったことが全て!
正解はあなたが思ったことです!
初心者の方からワインを表現するのが難しいとよく聞きます。
確かに、ソムリエ試験で表現を求められたときは決められた表現方法が必要です。
ラズベリー、牡丹、腐葉土、なめし皮、たばこ、etc.
個人がワインを楽しむ時に、こじゃれた言葉は必要ありません!
ソムリエに「たばこの香りがしますね」と言われても、
あなたが「フライパンが焦げた香り」と感じたらそれが全てです。
感じ方が間違っているなんて思わないでください!
自分の感性のままにワインは楽しむのが一番です(^^)/
味は人によって感じ方が異なります。正解は全て自分が思ったことなんです!
遠慮なく自由にワインを楽しんで欲しいと思っています(^^♪
ワインの保存について
未開封の場合
買ってすぐ飲む場合は冷蔵庫で構わないです。
冷蔵庫の中でも、湿度が高く、そこまで冷たくない野菜室がベスト。
長期熟成や季節を超す場合は、ワインセラーを購入して保存します。
ここからは長期保存の小話ですが、
ワイン保存の適温は15度前後です。
コルクが乾かないように湿度の高い場所で、横に寝かせておきます。
コルクが乾くと、酸素が入ったり、外気の臭いを吸収してしまいます。
また、光による刺激、振動による撹拌はワインには良くないです。
これらの条件を満たすのがワインセラーになります。
僕はワインセラーは高価でお金持ちのものと思っていましたが、、、
探したら2万円くらいでありました(>_<)
コンパクトかつ高級感があるので、部屋にインテリアとして欲しい!
次のボーナスで狙うか!!( ゚Д゚)
開封後
酸素に触れないように、しっかり栓をして保存。
野菜室、もしくは冷蔵庫に立てたまま置いてください。
瓶内で空気に触れる表面積を最小限にするためです。
そして、2~3日を目安に飲み切ることをおすすめします。
酸素に触れたワインは3日もすれば劣化してきます。
一週間たっても腐ることはないので、料理酒にするのがおすすめです!
ワインの個性を感じること!
ワインは興味を持って探求すると夢中になれます。
その理由の一つがワインの持つ個性です。
同じぶどう品種でも、土壌や標高、気候、生産者によって全く違うものになります。
何気なく飲んでいると赤ワインは赤ワイン味、白ワインは白ワイン味しかしないかもしれません。
多くのワインに興味を持ったことのない方はそう言います。
これは仕方のないことです。
ワインを教えてくれる人は普通周りにいません。
ですが、今日ここで皆さんはワインの入り口に立ちました。
どんなワインを飲むか。どこで買うのか。
ワインを飲む時のポイント。ワインの保存。
各リンク先ではさらに細かな情報も書いています。
さて、ワイン一歩目の知識はこのくらいで十分でしょう。
次は皆さんが実際にワインを飲んで感じてみてください。
「楽しむ心と想像力」を決して忘れないで😁
一本目に迷う方へ
さいごに
最後まで読んでいただきありがとうございます。
僕はワインと出会い、他人の個性を認めることができるようになった気がします。
ワインは紳士の趣味と言われますが、個性を受け入れる心を磨くこと。
これが紳士であるということなのかなあ。(※自分の想像です)
ワインは個性の塊です。
それを自分なりに解釈し、良さを見つけてあげるのが素敵な飲み方だと思います。
「想像力と楽しむ心」を忘れずにこれからも向き合っていきたいと考える次第です。
ワインを学べばきっと世界が変わる、、
いえ、自分が変わることで、世界の見え方が変わると思いますよ😁
みなさんと素敵なワインとの出会いを願っています。
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